伊勢志摩国立公園内に位置する鳥羽市答志島桃取地区は、伊勢湾の入り口に浮かぶ答志島の西側にあります。その周辺の海は、伊勢湾に流れ込む木曽三川の淡水と黒潮がぶつかり、栄養分に富んでいることから、牡蠣養殖には最高の漁場となっています。そのような環境のもと、「桃こまち」は丹精こめてつくられています。
01収穫(引き上げ)
カキの種付けをしたホタテ貝を、沖の筏に吊るして育てます。
海に栄養分がたっぷりなので、約1年で食べごろなった牡蠣を収穫します。筏には、三重の特産物であるヒノキを使っています。
02バラシ・仕分け
かたまりになっている牡蠣を1個ずつ丁寧にバラして、大きさ別に仕分けをします。その後、付着物を取り除くため高圧洗浄をかけ、汚れを落とします。
03畜養
バラした牡蠣をネットに入れ、また1か月ほど海で育てます。
牡蠣がらが再生されるとともに、低密度で育てられるため、身入りがよくなります。
04滅菌洗浄
蓄養した牡蠣を高圧洗浄した後、殺菌海水で浄化します。
20時間以上、浄化滅菌処理を行うので、生食用の牡蠣も安心してお召し上がりいただけます。
05サイズごとの選別
滅菌洗浄後、選別機によってサイズ別に仕分けをします。
06出荷準備(剥き作業・目利き)
むき身用のため、熟練した見事な手さばきで牡蠣をむいていきます。
ちなみに、むき身にする時間は牡蠣1個につき5秒ほどです。また、殻付きの牡蠣は、箱詰めと同時に長年培った経験で身入り具合を再度チェックしています。
07出荷
このようにして私たちはお客様のもとに、むき身、殻付き、むき身と殻付きのセットに分けて出荷しています。